丁寧な対応で信頼関係を築く
介護施設で働いているスタッフは、入居者一人一人の状態を頭に入れておかなければなりません。
そうしなければ、どのように対応すればいいのか分からなくなるからです。
認知症を持っている入居者は、帰宅願望があったり、突然怒り出す事があるため慎重な対応を要します。
介護職として入職した場合、経験者はある程度事情が分かっていますが、未経験者が入職した場合、まず最初にぶち当たる壁が入居者への対応の難しさです。
同じ行動を繰り返したり、同じことを言ってくる入居者もいるため、次第にきつく言い返してしまいがちです。
これは経験豊富なスタッフにも言える事です。
認知症を持っている入居者への対応で求められるのが丁寧さです。
あらかじめ決められたマニュアルで入居者を落ち着かせる事も重要になります。
介護職未経験で入職したスタッフが、利用者の対応で苦労しがちなのが、食事、排せつなどの介助行為と言えます。
排せつ介助が苦手で対応できないとなると、仕事が出来なくなるという事態も生まれます。
食事の場合は入居者の食べ方なり、しっかりと噛んで食べているのかなどチェックするポイントが多いです。
特に喉が詰り易い入居者には注意が必要で、完全介助の入居者の場合は口に食べ物が無くなってから次に食べさせる介助の徹底が必要です。
介護職にとっては苦労するのが入居者の家族への対応です。
入居者についての相談が多く、時にはクレームなどもあります。
対応を誤ると信用を損ねていまうので真摯な対応を心掛けておきましょう。